【東浪見寺本堂】
とらみじほんどう
町指定有形文化財
・平成19年12月11日指定・一宮町 東浪見東浪見寺
【東浪見甚句】
とらみじんく
県指定無形民族文化財
・昭和40年4月27日指定
・一宮町東浪見
東浪見甚句発祥の地碑
九十九里沿岸では、江戸時代から昭和初め頃までイワシを捕る地曳網漁が盛んでした。東浪見甚句は古くから伝わる民謡の一つで、かつては大漁祝いの席に海の安全と次の大漁を祈って歌われていました。現在は保存会の人たちによって歌と踊りが伝えられ、東浪見の釣地区集会所の近くには記念碑が建てられています。
一宮町役場HPより
【木造軍荼利明王立像】
もくぞうぐんだりみょうおうりつぞう
県指定有形彫刻文化財
・昭和33年4月23日指定
・一宮町東浪見 東浪見寺
像の高さは約2mで、全体をカヤの木1本で作っています。表面が風化しているので衣装や表情ははっきりしませんが、作られた時期は平安時代終わりから鎌倉時代初め頃と推定され、千葉県内でもかなり古いものです。明治時代に8本あった腕を6本切り取られたため、現在は胸の前の2本だけが残っています。年に一度、1月28日の軍荼利山 (ぐんだりさん ) 東浪見寺 (とらみじ ) のお祭には、本尊として公開されています。
【軍荼利山植物群落】
ぐんだりさんしょくぶつぐんらく県指定天然記念物
・昭和32年1月17日指定
鹿子(かご)の木
県内でも温暖な気候と降水量の多い軍荼利山は、標高約75mほどの丘陵にスダジイを中心とした自然林(常緑広葉樹林)があり、湿った林の下には数多くのシダ植物が見られ、絶滅の危険のあるハイハマボッス(高山に自生するサクラ草科の植物)も生育しています。